昨日から読み始めた本、
『ジュニア版 武器よ、さらば』(星の友社)
アーネスト・ヘミングウェイ:作
大久保康雄・岡本潤:訳

旬1

大久保さんが書いた「『武器よ、さらば』序」から引用します。
「武器よ、さらば」は、
第一次大戦のときのイタリア戦線を舞台に、
戦場にめばえた、
清純な恋愛を描いた小説です。
むごたらしい戦争と、
情熱的な恋・・・
たえず作品の上で、
生と死という問題を考えつづけてきたこの作者のとって、
まことに好適な主題を選んだものといえるでしょう。
なぜなら、
もっとも端的に「生」をあらわすものが恋愛であり、
もっとも端的に「死」をあらわすものが戦争であるからです。

これからこの作品を読もうとする少年少女に対する、
実に的確で思いのあふれるまえがきだと思います。

ずっと気になっていた『武器よ、さらば』、
やっとページをめくりました。

ジュニア版の分量でなければ読めない体力気力になってしまいました。
ジュニア版に出会ったから『ジェーン・エア』も読み通すことができました。