昨日のブログを読んだ方からLINE。
パール・バックの『大地』は、
まだまだ若かった私が一番救われた本です。
次回を楽しみにしています。

その「次回」が今回の『大地』です。

奴隷としてこの家にやって来た阿藍は、
王竜の働き者の妻になり、
身を粉にして大地に働き、
子どもを産み育て、
そして静かに死にます。
王竜は、
丘のナツメの下の畑の一部を墓地に選んだ。
(中略)
この土地は高台で、
小麦を作るのはもってこいの場所なのだが、
王竜は惜しいとは思わなかった。
なぜならそれは、
彼らの土地に彼らの家族がしっかりと根をおろしたことのしるしだからである。
彼らは死んでからも生きているときも、
自分の土地で憩うのである。
(「土へ」より)

生き死にのあはれを思う残暑かな  清志

8月5日、訃報を聞き、
8月7日、お骨を拾いました。