昨日の一日一冊は、
「AERA」8月28日号(朝日新聞)
「原爆」に関する記事が二つ。
核抑止の平和はリアリズムだろう。
しかし核兵器の途方もない残虐も現実だ。
前者を認めることは、
後者への沈黙を意味しない。
(東 浩紀「『オッペンハイマー』は日本でこそ公開されてほしい」)

今年6月22日、
米国ハワイ州パールハーバー国立記念公園と、
広島の平和記念公園が、
「姉妹公園協定」を結ぶと、
広島が発表した。
(中略)
始まりはパールハーバー。
終焉の地は広島。
この一節が意味するのは、
日本軍の真珠湾攻撃で始まった米国との戦争が、
原爆投下によって終結したということ。
これは米国がかねてから主張している「原爆正当化論」だ。
(高瀬 毅「原爆の正当化 認めたことに」より)