よぶこえの引き出し

【よぶこえ】第2326号「汚くない店」 2018・9・9(金)

2018年09月09日

古本を100円で買いました。
2004年発行の本。

結城義晴『メッセージ~店に元気を、仕事に勇気を』(商業界)

 【よぶこえ】第2326号「汚くない店」 2018・9・9(金)



共感した箇所を二箇所のみ引用します。

    私の好きな人
  
  笑顔の人。
  はっきりとした人。
  晴れやかな人。

  機敏な人。
  元気な人。
  清潔な人。

  素直な人。
  明るい人。
  意欲のある人。

  正義の人。
  勇気のある人。
  まっ正直な人。

  優しい人。
  耐える人。
  辛抱強い人。

    太っていても、やせていても。
    大きくても、小さくても。
    若くても、老いていても。
  
    男でも、女でも。
    日本人でも、外国人でも。
    豊かでも、貧しくても。


私の場合は、
もっとハードルが低い。

これらが全部そろっていなくてもいい。
一つでも二つでもあればいい。

毎日こうでなくてもいい。
一日のうち、
ある時そうならそれでいい。

誰に対しても同じでなくてもいい。
誰かのためにだけでもいい。
自分のためにだけでもいい。

たとえば、
元気の出ない日だってある。
優しくできない人だってある。
でも、
そんな時にも、
何かに耐えて生きている人。

私は、
そういう人が好きだ。
そういう自分が好きだ。



もう一箇所。

     嘘をつく店

  「この店は滅びる」
  倉本長治は言い放った。
  よほど腹が立ったのか。
  それともひどく悲しかったのか。
  私も近頃、
  そんな気持ちになることが、ある。

  客を平気で待たせる店。
  買いたい品が見つかりにくい店。
  欲しいものが品切れしている店。
  買った商品が傷んでいる店。
  きたない店。

  一番いけないのは、
  嘘をつく店。

  「安い」と「良い」とは、
  突き詰めると同じことだ。
  品質が同等で価格が低い状態を「安い」といい、
  価格が一定で品質が高い状態を「良い」という。
  ただし、
  「安い」も「良い」も、
  嘘をつかない店でのことだ。

  客を待たせない店、
  分類と陳列の整った店、
  欠品のない店、
  品質のしっかりした店、  
  きたなくない店でのことだ。

  「安いよ、安いよ」と大声を張り上げている者にかぎって、
  嘘つきの店がある。
      (後略)


私の場合は、
もっとハードルが低い。
汚くない店が一番!  

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