【ブログ】「寒露」 2018・10・8(月) 体育の日
2018年10月08日
【寒露】
今日10月8日は、
二十四節気の「寒露(かんろ)」です。
「草木の露が冷たく感じられる」ということらしい。
夏生一暁『日々の歳時記』(PHP文庫)
「今日の季語」に採られた句をいくつか。
肌寒も残る暑さも身一つ 高浜虚子
けふからは日本の雁ぞ楽に寝よ 小林一茶
別れ来て栗焼く顔をほてらする 西東三鬼
そんな今朝の空。
【病知らず】
春に百花あり
秋に月あり
夏に涼風あり
冬に雪あり
昨夜、
読み終えた本に、
この言葉がありました。
髙田郁『花だより~みをつくし料理帖 特別編~』(ハルキ文庫)
医師の夫が言います。
日々、
味噌汁を食すことで、
身体を健やかに整えることが出来る。
まさに、
病(やまい)知らずの身体を作ることが出来るでしょう。
料理人の妻は思います。
病に負けない強い身体を作る。
日々、
何かを口にすることで、
それが叶えられたら、
どれほど素晴らしいことだろう。
医師としての望み、
料理人としての願い、
両方の想いのこもった料理となり得る。
「澪(みお)」の耳に残っている「りう」の言葉。
食べる、
というのは、
本来は快いものなんですよ。
快いから楽しい、
だからこそ、
食べて美味しいと思うし、
身にも付くんです。
「野江」の言葉も添えておきます。
奈落(ならく)の底にかて、
届く光はおますのや。
傍(はた)から見たら、
何でもないようなことかて、
それがきっかけで、
浮かび上がることが出来るんだす。
それが一杯の味噌汁のこともあるでしょう。
誰かの何気ない一言だったり、
何かの本の一行であったり、
ちょっとした親切であったり・・・。
そういえば、
この本に、
こんな一文がありました。
誰しも、
雨降りの時に、
傘を差しかけてくれたひとを忘れないものです。
【昨日の大橋川】
【昨日の宍道湖】