よぶこえの引き出し

【ブログ】「エミールと探偵たち」2018・12・22

2018年12月22日

【今朝】
昨日ほどではありませんが、
今朝も濃霧です。

昨日は、
ほぼ真っ白でしたが、
今朝は、
ほぼ、
ほぼ真っ白です。

昨日は、
霧の後、
晴れましたが、
今朝は、
霧の後、
ポツリポツリ・・・です。

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【年齢以上】
県立美術館のギャラリーで、
二つの展示を見ました。

《田中啓二 ボクの絵日記展》
会場でいただいたチラシに、
こんな言葉がありました。

  やる人がいないからやってみる!
  ただそれだけ
  人生ストーリーがおもしろいとかでなく
  絵がおもしろいから公開する気になった

まさに、
そういう展示でした。



もう一つは、
  平成30年度 JA共済 小・中学生 
    第47回 交通安全ポスターコンクール
    第39回 書道コンクール

いずれの書も、
とりわけ金賞受賞作は、
年齢以上でした。

しっかりした筆遣いでした。
まっとうな書跡でした。 

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【エミールと探偵たち】
先日、
届けていただいた冊子「これから出る本」に、
「本の周辺」というコラムがあって、
今回は、
大内達也さんが「読み聞かせの極意とは?」
と題して書かれた中に、
読み聞かせに適した本として、
ミヒャエル・エンデの『モモ』が上がっていました。

そして、
  さらにいい本がある。
  『エミールと探偵たち』だ。

  言わずと知れたケストナーの傑作だが、
  最新の岩波少年文庫版は、
  表現も現代風で、
  古さを全く感じさせず、
  先の条件をすべて兼ね備え、
  さらに少年の語り口調が、
  音読に適している。

その読み聞かせの「条件」とは、
1.一章が10分ぐらいで読めるもの
2.挿絵があるもの
3.会話が多いもの
4.センテンスが短いもの
5.親が楽しく読めるもの


早速、
紹介されている『エミールと探偵たち』(岩波少年文庫)を買いました。

 【ブログ】「エミールと探偵たち」2018・12・22



一箇所だけ引用します。 
  エミールには、
  もう父さんがいなかった。

  けれども、
  母さんは手に職があった。
  自分たちの住まいのリヴィングをお店がわりにして、
  お客さんの髪をセットし、
  金髪や茶色の髪をシャンプーして、
  疲れも知らずにはたらいた。

  自分たちが食べていくために、
  ガス代をはらい、
  石炭を買い、
  家賃をはらい、
  服を買い、
  本代をまかない、
  学校の月謝をおさめるために。

  母さんはときどき病気になって、
  寝込むことがあった。
  お医者さんが来て、
  薬を処方した。
  エミールは、
  母さんにあたたかい湿布をしてあげて、
  キッチンでふたり分の食事を作った。
  そして、
  母さんが眠っているあいだに、
  ぞうきんをしぼって床の拭きそうじをした。

  さもないと、
  母さんが言いだすからだ。
  「起きなきゃ。これじゃ、うちの中がめちゃくちゃよ」って。

エミールは、
実に健全な少年です。
エミールとお母さんは、
実に真っ当な親子です。



【昨日の宍道湖】

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