よぶこえの引き出し

【ブログ】「悲しむ覚悟」2019・2・7

2019年02月07日

【午後から】
今朝の空は、
こういう色合いですが、
天気予報では、
午後から雨だそうです。

 【ブログ】「悲しむ覚悟」2019・2・7




【悲しむ覚悟】
藤岡陽子の本を久しぶりに買いました。

藤岡陽子という人、
『いつまでも白い羽根』でデビューした人です。

昨夜から読み始めたのは、
『むかえびと』(実業之日本社文庫)です。

 【ブログ】「悲しむ覚悟」2019・2・7



今回の舞台は産婦人科病院。
第二話は、
出生前診断で13トリソミーと診断された夫婦の話。

  落ちこんだり、
  奮い立ったりを、
  交互に繰り返しながら、
  やがて、
  彼女はひとつの結論を出す。
  それは「悲しむ覚悟」だった。

  子供を産まなかったら、
  一生後悔で苦しむかもしれない。
  それなら、
  悲しむ覚悟をしようと思う。
  わが子に会って、
  抱きしめて、
  ありがとうを伝えるために、
  悲しみを受け入れようと思う。

  やがて、
  彼女は臨月を迎え、
  2000グラムに満たない小さな男の子を産んだ。
  美歩は先輩の助産師の助けを得て、
  分娩介助をやり遂げ、
  取り上げた赤ちゃんを、
  彼女と二人で、
  抱き締めながら、
  声を上げて泣いた。

  彼女は、
  用意していたまっさらの産着を赤ちゃんに着せ、
  前もって考えていた名前で、
  何度も呼びかけた。
  「ママだよ」と語りかけた。
  赤ちゃんは、
  出産から三十時間後に亡くなったが、
  息を引き取る瞬間まで、
  家族の時間を三人で過ごしたのだ。

  美歩が、
  この手で取り上げた三十五人目の赤ちゃんだった。


昨夜、
『ボヘミアンラプソディー」を観たという人から、
号泣はしなかったけど泣きましたというLINEが届き、
泣けて良かったですね、
泣くと心がほぐれますから・・・。
と返しましたが、
数時間後、
『むかえびと』を読んで、
自分で言った言葉通りのことが起きました。




【春を告げる花】
おおいぬふぐり・・・だと思います。

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【昨日の空】

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【昨日の夕日】

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