【ブログ】「山陰文芸」2019・2・10
2019年02月10日
【小雪】
この空の下、
ちらちら小雪が舞っています。
【ドヴォルザーク】
昨日の夕方、
安来のアルテピアでコンサート。
大阪交響楽団特別公演。
ドヴォルザークが圧巻でした。
「新世界より」も、
アンコールも・・・。
【山陰文芸】
金曜日、
毎日新聞を買ったら、
《山陰文芸》がありました。
お年玉額の多少にかかわらず子ら行儀よく両手を差し出す 浜田 久保田健二
孫の爪切る娘(こ)を前にふと思ふ吾が爪を切りくるる日のこと 松江 永原 知
山陰中央新報の《山陰文芸》からも一首。
気楽さとさつなさ抱き一人住む夕暮れ時は一入さみし 雲南 神門 晃
「一人(ひとり)」と、
「一入(ひとしお)」の面白さもあるのかな?
《毎日歌壇》
新しいことば覚えて幼子は新たなかなしみひとつを背負う 霧島市 久野茂樹
子育てはおのれ育てなのだ そうですか 助けてほしいは今日も飲み込む 京都市 稲田祥子
米原千嘉子さんの、
作者に寄り添った「評」が、
ふわりと心に降りかかる。
育児は自分を育てること、
とも聞くが、
本当か。
「助けてほしい」が言えない我慢の上に、
若い母親を縛ることかも。
《朝日歌壇》
反抗期どんな怒りをぶつけたかポスターの浦壁はボコボコ (富田林市)芝田 敦
雨にぬれこごえて帰った僕の顔 母はタオルでゴシゴシとふく (東京都)平井裕人
《読売歌壇》
かぶさりて愛し合ふやうな形となり介護士はゆつくり翁抱き寄す 豊橋市 鈴木昌宏
【昨日の安来】