よぶこえの引き出し

【暮の春】2019・4・26

2019年04月26日

《冷蔵庫のカレンダー》
残り五日の四月。

 【暮の春】2019・4・26




《暮の春》
昨日は、
七十二候の『霜止出苗』
「しもやんでなえいず」
(温暖になって、霜はなく、苗が青葉を出す頃)

今日と明日は、
遠足の句 。
  遠足の
  富士見ゆるとて
  囃(はや)しけり
        嶋田青峰

28日は、
暮の春。
  “暮”には、
  一日の終わりという意味と、
  季節の末という意味がある。
  「暮の春」「暮春」といえば、
  春の終わり頃だが、
  句歌では春の夕暮れと解す場合もあり、
  春の終わりに夕方の気分を重ねた語感には、
  この時節の長閑(のどか)な風景に心を寄せるような趣がある。

29日は、
暮の春を詠んだ句。
  人入って
  門のこりたる
  暮春かな
     芝 不器男

絵として想像できます。
ああ、
いい句だなあと思います。


30日は、
七十二候の『牡丹華』
「ぼたんはなさく」
(牡丹の花が咲き始める頃)


我が家の床の間も「牡丹華」にしました。 

 【暮の春】2019・4・26
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