よぶこえの引き出し

【雑感】2019・5・2

2019年05月02日

《冷凍》
先日の賑(にぎ)わいで買ってきたケーキ、
冷凍していたことを思い出して、
朝食後に解凍して、
朝の珈琲で食べました。
 【雑感】2019・5・2




《そうです》
そのケーキ、
賑わいの一角(いっかく)で買いました。

そのお店、
一日だけの「cafe Pont Neuf」  
フランス語だそうです。
「ポンヌフ」と読むのだそうです。
「西の橋」という意味だそうです。
セーヌ川にかかっているそうです。

「そうです」ばかりですが、
旅心をそそわれました。

 【雑感】2019・5・2




《さるのこしかけ》
昔のこと、
伯母が難病に罹(かか)り、
治療の施(ほどこ)しようもなく、
そんなとき、
父が、
どこかのだれかから、
さるのこしかけがいいと聞き、
さるのこしかけを探してきては、
こまめに煎(せん)じては、
せっせせっせと、
伯母の病室に運んでいました。

幼くして母親を亡くした父は、
年の離れた長姉を、
それはそれは大事にしていました。

 【雑感】2019・5・2

《並木道》
「食の杜」に続く並木道。

 【雑感】2019・5・2



並木はいいなあ~と思います。

どこかの大学のポプラ並木、
どこかの高校のプラタナス並木、
 ♪月がとっても 青いから
 ♪遠廻りして 帰ろう
 ♪あのすずかけの 並木道は
 ♪想い出の小径よ
 ♪腕を優しく 組み合って
 ♪二人っきりで サ、帰ろう
   (菅原都々子が歌う「月がとっても青いから」)
どこかの国道沿いのニセアカシアの並木、
どこかの街の銀杏並木。

だれかとの人生の、
どこかの交差点の、
いつかの通過点を、
並木道は、
しみじみとして思い出させます。



《6年ぶり》
柚木裕子の最新作を買いました。
『検事の信義』(角川書店)

買ってすぐに読みはじめ、
読み始めてすぐに読み終えました。

本の帯に、
 「佐方貞人」シリーズ
 6年ぶり最新作!
とあります。


6年ぶりに佐方に出会い、
6年ぶりに佐方の言葉に出会いました。
6年ぶりにブレない志に出会いました。

  罪はまっとうに裁かれなければならない。

  俺たちの職務は、
  正しい裁きが行われるためにあるんだ。

  課せられた職務を全うすることに、
  なんの問題がある。

  あなたは人の話を聞くことが仕事のようですが、
  私たちは人に話を訊くのが仕事なんです。

  俺は、
  恨みは晴らさないが、
  胸に刻む主義だ。

  世の中は人情と事情の板挟みだ。
  人情だけでは成り立たず、
  事情だけではやるせない。

  事実は真実ではありません。

  人には感情があります。
  怒り、悲しみ、恨み、慈しみ。
  それらが、
  事件を引き起こす。

  事件を起こした人間の根底にあるものがわからなければ、
  真の意味で事件を裁いたことにはならない。

  なぜ、
  事件が起きたのかを突き止め、
  罪をまっとうに裁かせる。
  それが、
  私の信条です。

  世の中、
  きれいごとだけでは、
  渡っていけない。
  ときに、
  泥水を飲む覚悟も必要だ。
  が、
  泥水を飲む自分を許してはいけない。
  許してしまったら、
  罪をまっとうに裁かせる資格を失ってしまう。

 【雑感】2019・5・2
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