よぶこえの引き出し

【学び】2019・5・7

2019年05月07日

《それぞれの力》
存在しているものは、
それぞれに、
それぞれの力を、
それぞれの中に、
しっかりと持っているのだなあ・・・と思いました。

今まで何気なく使っていた容器に、
こんな言葉を見つけたので、
しみじみとして、
そう思いました。
 【学び】2019・5・7



  立って育った野菜
  横に置くと、早く
  鮮度が落ちます。

  立ち上がろうとエネルギーを使い、
  栄養分が逃げるのだ。

  新鮮野菜スタンド

学ぶということは、
際限がないなあと思います。

学びの教材は、
手もと足もと、
いたる処にあるのに、
そのことに、
目も頭も心も気づかないのです。




《木の根っこ》
高校1年生の教科書に、
「守株」という漢文の教材があります。

畑仕事をしていた人が、
切り株にぶつかって動かなくなった兎を手に入れ、
それからというもの、
楽をして兎を手に入れようと、
毎日毎日、
仕事もせず、
兎がぶつかるのを待つという話です。

そういうふうに習い、
そういうふうに教えてきました。

先日、
「漢文教室」(大修館書店)の最新号を読んでいて、
これまた、
学びとは奥が深いと思いました。

 【学び】2019・5・7


「守株」を題材にした童謡が取り上げられていました。

  ♪待ちぼうけ
  ♪待ちぼうけ
  ♪ある日せっせと 野良稼ぎ
  ♪そこへ兎が とんで出て
  ♪ころりころげた木の根っこ

作詞は北原白秋
作曲は山田耕筰
・・・です。

「漢文教室」から、
慶應義塾大学講師の平井徹さんが書かれた文章を引用します。
  一般的には「切り株」のイメージですが、
  陸師成主編「辞彙」という字書には、
  「木の根っ子の地上に出た部分」(生在土地上面的木根)
  と説明しています。

  「株」が地表に出た部分、
  「根」が地中にある部分で、
  同じカテゴリーの文字というわけです。

  白秋の「木の根っこ」という歌詞は、
  十分妥当性を有する解であると考えます。

この年にして、
学ばせていただきました。

こういうことかな?
・・・と学びました。

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