【忘れないうちに】2019・5・28
2019年05月28日
《聞いたこと、忘れないうちに》
先週だったか、
先々週だったか、
朝ドラのなかで、
誰かが言っていました。
その時は、
ああ、
いいこと言うなあ~と思ったのですが、
もう記憶が曖昧です。
でも、
確かこんな感じのことを言いました。
悲しみから生まれた夢は強い。
喜びから生まれた夢は優しい。
《読んだこと、忘れないうちに》
一昨日の夜、
これは使える!
と思いながら読んだこと、
いつでも、
どこでも語れるように、
忘れないうちに、
ここに書いておこうと思います。、
社会学学者の大澤真幸さんが、
「本~読書人の雑誌~」(講談社)に書いた、
「贈与の二律背反」という文章がそれです。
チンパンジーは、
他者からの無条件「善意」をあてにしないけれど、
人間は、
14ヵ月の乳幼児でさえも、
他者の「善意」を前提にして行動しているそうです。
言い方を替えると、
チンパンジーは、
相手が自分に利他的にふるまうという想定がないけれど、
人間はかなり幼いころから、
相手は自分に対して利他的にふるまうことがあるということを想定するそうです。
また、
チンパンジーは、
一瞬の放棄にともなうリスクを乗り越えることができないが、
人間は、
相手を信頼することができるため、
放棄のリスクを乗り越えることができるそうです。
そのことを実証するために、
こんな実験が紹介されています。
参加するのは二人の人間と一匹のチンパンジー。
用意する道具はバケツ3個とチンパンジーの餌。
人間は、
餌を隠す人(隠し手)と、
ヒントを与える人(援助者)という役割分担をしておきます。
三つのバケツの中の一つに餌を隠し、
その餌をチンパンジーに探させる実験です、
チンパンジーは、
過去の経験から、
餌は一つのバケツにしか入っていないこと、
チャンスは一回しかないことを学習しています。
隠し手が餌を隠します。
そのとき、
餌を隠すところは、
チンパンジーからは見えないようにします。
ただし、
隠し手が餌を隠すところを、
援助者が覗き見していることを、
チンパンジーは知っています。
さて、
チンパンジーはどうするか。
これは、
少なくとも人間にとっては、
答えを教えてもらっているテストのようなものである。
チンパンジーは、
指が何をさしているのかを理解できるのだから、
直ちに、
正しいバスケットのところに行って餌を取るだろう、
と予想したいところだ。
予想通りか、
予想は外れたか、
続きは、
またの機会に・・・。
忘れないようにしよう。
《見たもの、忘れないうちに》
美郷町の帰りに見た、
石見の山と、
日本海。