よぶこえの引き出し

【三つの感嘆】2019・6・5

2019年06月05日

【三つの感嘆】
昨夜は早く寝たので、
今朝は早く目が覚めました。

久しぶりに8時間以上も寝ました。

よく寝たなあと思ったら、
ふと、
『さよならの夜食カフェ』を思い出しました。

“三つの感嘆”
 一つ、なにかを食べたら、「美味しかった」
 二つ、朝起きたら、「よく寝た」
 三つ、スポーツしたり、風呂に入ったりしたときには、「気持ちよかった」

  実際にはそれほどではなくても、
  実感を込めて呟(つぶや)くとことで気分は変わる。

  最初に、
  嗚呼(ああ)という感嘆詞をつけると、
  より効果があるわね。

今朝の寝覚め、
それほどではありませんでしたが、
「ああ、よく寝た」と声に出して言いました。

目覚めさせてもらったことに感謝を込めて、
生かしてもらったことに喜びを感じながら・・・・。



【おしまいをおしまいに】
“三つの感嘆”の数ページ後に、
こんな箇所があります。

  教師なんてつまらんよ。
  なにもできずに、
  ただただ、
  見送ってばっかりだ。

  旅立つ人にとって、
  見送ってくれる人がいるのは嬉しいことよ。


愚痴に対して、
こんな返し方もあるのです。

心が、
ふんわり温もりました。


これをもって、
古内一絵『さよならの夜食カフェ~マカン・マラン おしまい~』をおしまいにします。
おしまいにおしまいをしました。

そして、
たくさんの「琴線」をもらいましたが、
「おしまい」をもって、
「マカン・マラン」がおしまいになりました。

古内一絵『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』(中央公論社)
古内一絵『女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび』(中央公論社)
古内一絵『きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび』(中央公論社)
古内一絵『さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい』(中央公論社)

読み終えて、
少し寂しいなと思っていたら。
「マカン・マラン」シリーズの原点というべき作品があると、
教えてくださった方がありました。

次は、
これを読もうと思います。

古内一絵『銀色のマーメイド』(中公文庫)

ああ。いい本だった!

ああ、いい本に出会えさせてもらった!

あの保健室の先生に、
心から感謝しよう?

ああ、彼女はいい人だ!
心を込めて、
そう声に出して言いました。

 【三つの感嘆】2019・6・5



それほどではなくても・・・、
ここが肝腎です。

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