【でも、やっぱり】2019・6・6
2019年06月06日
《6月のカレンダー》
朝食の後、
NHK・FMの「クラシック・カフェ」を聞きながら、
6月のカレンダーをながめました。
6/ 3(月)斑猫(はんみょう)
6/ 6(木)芒種(ぼうしゅ)
6/ 7(金)蟷螂生(とうろうしょうず)
6/10(月)黴(かび)
6/11(火)腐草為螢(ふそうほたるとなる)
6/15(木)酒は酢に草は螢と成にけり 一茶
6/15(土)雨降り花
6/16(日)梅子黄(うめのみきなり)
6/19(水)三枝祭(さいくさのまつり)
6/21(金)禁煙す夏至の夕べのなど永き 臼田亜浪
6/22(土)夏至(げし)
6.23(日)乃東枯(ないとうかるる)
6/24(土)道の辺や麦に咲入るうつぼ草 長緑
6/27(木)菖蒲華(あやめはなさく)
6/29(土)紫陽花や硝子(びーどろ)吹きが椽の先 抱一
6/30(日)竹牀几(たけしょうぎ)出しあるまま掛けるまま 虚子
説明も省いて、
簡単このうえなく挙げました。
でも、
やっぱり、
その中では「夏至」です。
太陽が、
最も高い夏至点に達するときで、
この日、
北半球では、
昼がいちばん長くなる。
暑さはますます増すのに、
季節はこの日を境に少しずつ凋落(ちょうらく)に向かいます。
忌日もあります。
旧6/ 2 光琳忌
旧6/13 杉風忌
旧6/27 秋成忌
6/13 桜桃忌
6/23 独歩忌
でも、
やっぱり、
太宰の桜桃忌です。
《梅干し》
6/16を待たずに、
庭のしだれ梅の実、
色づき始めました。
たった6個ですが、
今年は落ちるままにしないで、
梅干しにしようと思います。
《螢》
6/11を待たずに、
昨夜、
夜の運動をしていて、
螢を見つけました。
たった一匹でした。
たった一匹が、
頼りなげに、
ふらふら飛んでいました。
螢は写せなかったので、
昼間、
生馬で見つけた螢草。
《枇杷(びわ)》
螢草の上方に枇杷。
今年は枇杷の生(な)り年のようです。
どこに行っても、
たわわに色づいています。
《茨木のり子》
でも、
やっぱり、
6月といえば茨木のり子です。
六月
茨木のり子
どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける
どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮は
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる
どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさと そうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる
(現代詩文庫20『茨木のり子詩集』思潮社より)
《とうきょう》
とうきょうのたかこさんから、
いろんな写真が送られてきました。
でも、
やっぱり、
たかこさんのとうきょうといえばこれです。