よぶこえの引き出し

【昨日のこと】2019・6・11

2019年06月11日

《和菓子》
3月以来、
久しぶりに、
担任した人と、
二人並んで抹茶をいただきました。

 【昨日のこと】2019・6・11


彼女が、

やわらかい和菓子をほおばりながら、
高校時代のことを、
うすい包み紙をひろげるように語りました。 

それは、
私の知らない話で、
なんでもないできごとなのに、
それがかえって、
とっておきの話に思われて、
やわらかい時間が流れました。

彼女が、
小田和正の言葉を口にしました。
  マンネリも重ねれば普遍となる。

講演の際、
私が書き殴ったホワイトボードを見た方が、
「これはアートですか?」
と言われた話の続きで、
彼女が語った「普遍」のおかげで、
私のホワイトボードが哲学じみてきました。


と、
そこへ、
卒業生が思いがけず立ち現れて、
色とりどりの和菓子のように、
私たちを包む空気が、
いちどきに華やぎました。

この人が高校生だったときの、
この人にまつわる得難い物語を、
ひとしきり語りました。

とっても良い時間でした。




《夏の匂い》
夕方、
歯医者さんの帰り、
ほんの数分、
雨が降りました。

乾いたアスファルトが濡れて、
夏が匂い立ちました。




《おてがみ》
帰宅したら、
郵便受けに、
夏らしい色合いの封筒がありました。

文面からも、
行間からも、
お人柄がにじみ出たおたよりでした。

  K先生は、
  孫が養護学校で、
  大変お世話になりました。

  笑顔と心の美しい、
  一人一人の子どもたちに寄り添い、
  深い愛情あふれる指導をなさる立派な先生です。


  障害を持って生まれてきた孫のお陰で、
  真心の美しい立派な先生方と、
  親しくさせていただいております。


  先日は、
  お庭のすてきなA先生のお宅で、
  看護師さん二人と五人で、
  一品ずつ持ち寄って、
  楽しい集いがありました。
  
  数年前は、
  我が家に四人で二泊してくださいました。

  各々が、
  共通の目標で結ばれている理想的な間柄です。


  N先生とは、
  モダンなお宅でお茶会をして、
  それはそれは楽しかったです。


  昨年、
  T先生と、
  鼕行列(どうぎょうれつ)の時、
  お会いしました。
  少しふっくらとされて、  
  今のお幸せな日々が伝わって、
  自分のことのように嬉しく幸せでした。

  今は四人のお子さんのお父さん。
  にぎやかに幸せにお過ごしのことと思います。


  はるばる訪ねて来てくださった方々が、
  花畑に、
  植えてくださった記念樹が大きく育ち、
  真夏に賑やかに咲いてくれるものと、
  楽しみにしております。


  花畑には、
  楽しかったこと、
  楽しいこと、
  楽しみなことが、
  てんこ盛りです。


長い長いお手紙の、
懐かしい方々に関わる部分のみを、
少し加工して引用しました。

 【昨日のこと】2019・6・11
ページトップへ