よぶこえの引き出し

【昨夕と今朝の間】2019・6・17

2019年06月17日

《昨夕の空》

 【昨夕と今朝の間】2019・6・17




《今朝の空》 

 【昨夕と今朝の間】2019・6・17




《近うて遠きもの》
清少納言の言葉を、
大庭みな子が現代風に言い換えています。

  近いようで遠いもの。
  
  御所のすぐそばのお祭りは、
  かえってめったにいかない。
  
  仲のよくない兄弟や親族。
  
  鞍馬の九十九折(つづらおり)という道。
  折れまがっているので、
  すぐそこなのに、
  なかなか行きつかない。

  大晦日と正月一日の間。
     (大庭みな子『少年少女古典文学館4「枕草子」』講談社)

昨夕と今朝も同じ。
近いようで遠い。


清少納言は、
こんなことも言っています。

  遠いようで近いもの。
  極楽。
  舟の路。
  男女の仲。




《きょう》
雨の中、
お寺の掲示板で読んだ「きょう」

  有り難きことのみ思え
  人はただ  
  きょうの
  とうとき
  今の心の

 【昨夕と今朝の間】2019・6・17
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