よぶこえの引き出し

【美代子】2019・7・4

2019年07月04日

《今朝の庭①》
毎朝、
律儀に、
朝顔が咲きます。

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《今朝の庭②》
花が終わったアジサイを剪定(せんてい)して、
そのまま捨てるのがもったいなくて、
和室の前の軒下に挿し木しました。

ここは、
昼間の4時間しか日が当たらない空間です。

何本か、
うまく土に馴染んだようです。

 【美代子】2019・7・4



《美代子》
昔の昔、
録画していたテレビドラマを、
昨夜、
見ました。

『寺内貫太郎一家』の特別番組。

18歳で、
「石貫」にお手伝いさんとして働いていた美代子が、
40歳になって、
先代の33回忌法要を忘れずに、
20ぶりで訪ねてきます。
18歳の娘を連れて・・・。

その娘が、
なんと竹内結子でした。

18歳のときの浅田美代子がそうであったように、
18歳の竹内結子もふっくらしていました。


ドラマは、
ドタバタがあったり、
しんみりしたり、
いろんなことが起きます。

その度に、
座卓がひっくり返ったり、
襖に西城秀樹がぶっ飛ばされたり、
粉を掛け合うは、
水がかけられるは、
恒例の「大乱闘」もあります。

最後の場面。
夫が迎えに来たのをきかっけに、
美代子が娘と「石貫」を後にします。

その後ろ姿に向かって、
貫太郎が「美代子ぉ~!」と大声で呼びかけます。

美代子が振り返ります。
貫太郎は何も言いません。
美代子が怪訝な顔をします。
貫太郎が今にも泣きそうな顔で立っています。
美代子が貫太郎に近づきます。
貫太郎はひとこと言います。
「いろいろ、すまなかったなあ・・・」
美代子の顔が見る間にくしゃくしゃになります。
涙がこみあげて、
そして溢れます。

番組上は、
西城秀樹との仲を疑われ、
辛い思いをさせたことに対して、
家族を代表して謝ったのですが、
現実の浅田美代子が、
吉田拓郎とのいろいろ、
そして結婚、
やがての離婚、
そんな、
二十歳そこそこの浅田美代子がくぐり抜けた屈託の日々、
そんなことに対して、
世間を代表して、
「美代子、いろいろ、すまなかったなあ・・・」
と言っているように聞こえて、
思わず涙がにじみました。

このドラマから、
もうすでに20年が経ちました。




《今朝の庭③》
これが、
とびっきりの朝・・・です。
とびっきりの庭・・・です。

 【美代子】2019・7・4
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