よぶこえの引き出し

【寸評】2019・7・7

2019年07月07日

《寸評》
先週の新聞、
思わず、
寸評をしたくなった作品。

朝日歌壇
 授業中泣きたいときもあるけれど我は先生我慢している (堺市)橋本伊吹

   泣けばいいのに・・・。
   先生なんだから・・・。


読売歌壇
 赤き傘と小さき長靴干され居る百号の絵は「雨上り」の題  我孫子市 増田千代子

   じぶんちの庭?
   よそんちのベランダ?
   まさか絵じゃないよね?


毎日歌壇
 子が親を選べるならばどれほどの人にこどもが授かるだろう  東京 佐々木優美子

   私の知っている多くの子どもたちは、
   「ぼく、ママを選んで生まれてきたんだよ」って言っています。


山陰文芸
 セーラーの眩(まぶ)しき白や衣替え  大田  土江 智

   六月一日の衣替え、今でもあるんだ。  
   高校ではとんと見かけなくなりました。  



《どっちだろう》
今朝の朝日新聞に、
OECDのTALIS結果が載っていました。

OESDは経済協力開発機構、
TALISは国際教員指導環境調査。

5年毎に実施されているそうです。

記事の見出し、
「自信が持てない日本の教員」

自己評価の低い理由として、
「高い水準の指導をめざしている」
「実際の達成度にかかわらず謙虚な自己評価をくだしている」

最も自己評価が低いのは、
「生徒に勉強ができると自信を持たせる」という質問に、
日本の中学教員は24.1%
調査に参加した48カ国・地域の平均が86.3%。

平均が86.3%?
ということは、
ほぼ100%の処もあるのでしょう。


ところで、
ところで、
教室で先生が、
泣くのと我慢するのとで、
自己評価が低いのはどっちだろう?
生徒からの評価が高いにはどっちだろう?
先生の現在の生きる励みはどっちだろう?
生徒の将来の生きる励みはどっつだろう?

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