よぶこえの引き出し

【胸が、心が】2019・7・10

2019年07月10日

《胸が、心が》
昨日は、
松江商業高校の教職員研修に招かれました。

演題は、
「私の自尊感情を育てたもの」


用意していた「まなざし」の文章の他に、
もう一つ、
海木幸登さんの文章を読み上げました。

一語一語を大事にして、
心を込めて読み上げました。

  あらためて考えてみると、
  私たちの教育実践は、
  創造的であろうとすることを、
  簡単にやめようとするようだ。
  
  私たちの仕事は、
  いともたやすく諦めを誘う。
  そして、  
  謙虚さを失い、
  志を失い、
  不遜で傲慢な態度を身につけてしまう。

  私たちを取り巻く状況や環境が厳しければなおさらだ。

  その時、
  私たちの創造的な営みは、
  単調な日常の業務になり下がってしまう。

  そして、
  困ったことに、
  私たちは、
  その現実が見えなくなり、
  見えないという現実さえも見えなくなってしまうのである。

  そんな時、
  私たちに警鐘を鳴らし、
  私たちを励ましてくれるのは、
  驚嘆するような素晴らしい実戦なのではなく、
  おそらく、
  真摯でぶざまで、
  熱い教育実践であるはずだ。
        (海木幸登『生徒を笑顔に変える魔法のメッセージ』)


この文章を読むと、
きまって、
胸が熱くなります。
心が震えます。

 【胸が、心が】2019・7・10



《帰りに見た宍道湖》
昨日の宍道湖。
夕方の宍道湖。 

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