よぶこえの引き出し

【さしもあるまじ】2019・7・11

2019年07月11日

《本の旅人》
角川書店のPR誌「本の旅人」が休刊になるそうです。

昨日、
本屋さんでいただいて帰り、
冒頭に、
この文章に出会いました。
  「本の旅人」は、
  今号をもって休刊することになりました。

  創刊は1995年11月号ですので、
  24年近く続いたことになります。


たまたま行った本屋さんで、
たまたま出かけた月に、
記念すべき号に出会いました。

 【さしもあるまじ】2019・7・11



最終号の最初の記事は、
窪美澄『いるいないみらい』(角川書店)の、
刊行記念インタビューでした。

作者・窪美澄さんの言葉から、
心にかかった箇所を引用します。

  知佳を三十五歳という年齢にしたのは、
  やはり三十五歳が女性にとって、
  ターニングポイントだと思ったからです。

 
  子どもを産んだ人はハイになっていると思うんです。
  私は子どもを産んだ経験があるので、
  ある程度は許容できますが、
  茂斗子のように、
  拒絶反応を起こす人の気持ちも理解できます。


  人は、
  SNSにキラキラしたことしかアップしませんからね。
  私もへこんでいるときは見ないようにしています。


  私もよく、
  「生きていたら、あの子はいくつかな?」
  と年齢を数えてしまうことがあるんですよ。


  「男は不器用だから」
  とまとめてしまったら、
  ジェンダーバイアスがかかっていると叱られそうですが、
  自分の息子を見ていても、
  「言葉が足りないな」
  と思うことはよくあります。


  やはり、
  女性にくらべて男性は、
  言葉にして伝えるということが、
  苦手なんじゃないかと思うんです。



さもありなん・・・と思うところもありましたが、
さしもあるまじ・・・と思ってしまうところもありました。

きっとそうだろうな・・・と思ったり、
そこまでじゃないだろう・・・と思ったり。




《昨日の宍道湖

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