よぶこえの引き出し

【そよ風の小径】2019・7・12

2019年07月12日

《そよ風の小径》 
いつも行く学校に、
いつもと違う用事で行ったら、
いつもと違う径を歩いて、
いつもと違う部屋に通されました。
こんな看板がありました。

  そよかぜの小径
    アンは詩が好きな女の子
      ヤナギの木は白く
      ポプラの木はふるえ
      風は緑の小径をそよいで・・・

 【そよ風の小径】2019・7・12




《アン》
アンは、
最初は行き違いがありましたが、
アンは、
願ってもない家にもらわれました。

マシューとマリラの兄妹は、
最初は約束が違うと面食らいましたが、
マシューとマリラの兄妹は、
願ってもない子を養女にしました。

厳しく暖かいマリラと、
優しく温かいマシュー。

アンはいい人に出会いました。

怒りや怯えで心が震えるとき、
いつも側にマリラがいて、
凜とした言葉と、
揺るぎない両手で抱きしめられ・・・。

悲しみや不安で心が消えそうなとき、
いつも傍らにマシューがいて、
いつもの「そうさなぁ~」で、
そおっとやさしくつつまれ・・・。

だから、
アンは、
出会うもの出会うものに、
たとえば「そよかぜの小径」のように、
自分だけの名前をつけて親しむことができました。

自分の将来に
自分だけの形を与え、
自分の人生に、
自分だけの色づけをすることができました。




《いつもとちがうもの》
いつもの道を還りましたが、
いつもと違うものに、
心ひかれました。

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