よぶこえの引き出し

【やだな】2019・7・28

2019年07月29日

《心のケア》
今日の朝日新聞に、
事件や事故が起こった時、
その被害者やその家族・友人・知人の心のケアをどうするか?
というテーマの記事が載っていました。

今日の新聞ですので、
記事内容については触れないようにしますが、
参考資料的に載せてあったものを紹介します。


《例》
「被害者・遺族を傷つける恐れがある言葉の例」として、
こんな言葉が載っています。

それぞれの言葉には、
被害者の受け止めが添えてあります。

武庫川女子大の大岡由佳准教授への取材から・・・とあります。

  ・「頑張って」・・・これ以上どう頑張るのか。

  ・「早く元気になってください」・・・無理なことだ。

  ・「忘れることですよ」・・・一生忘れることなんかできない。

  ・「他にもお子さんがいるじゃない」・・・あの子の代わりなんていない。

  ・「お気持ちはよくわかります」・・・本当にわかるのか。

  ・「私だったら生きていられない」・・・生きている私はどうだと言うのか。



《やだな》
ここまで無神経な人はいないだろうというような言葉もあります。
ついつい口にしそうな言葉もあります。

でも、
たったひとつ、
痛切に思ったのは、
これらのことが、
マニュアルのように世間で通用したら、
やだな・・・ということでした。

心の営みを素通りして、
こうしたことが、
ひとつの決まり事のように、
一人歩きするには、
やだな・・・と思います。

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