よぶこえの引き出し

【そして】2019・8・11

2019年08月12日

【朝読書】
朝の内、
今日は昨日より、
ちょっとは過ごしやすいのかな?
と思ったのは、
日が昇るまでのことでした。

日曜日なので、
いつもよりグズグズと過ごしました。

ぐずぐずしながら、
昨日買った本を読みました。

ハートフル・ミステリー傑作集『あなたに謎と幸福を』(PHP文庫) 

 【そして】2019・8・11



今朝は、
最初の短編を読みました。

近藤史恵「割り切れないチョコレート」

チョコレート専門店「ノンブル・プルミエ」のチョコレートのセットは、
二個入り、
三個入り、
五個入り、
七個入り、
十一個入り、
十三個入り、
十七個入りと続き、
四十一個入りが一番大きい箱です。

不規則な数のチョコレートが、
いびつな箱に詰めてあるので、
誰しも、
いぶかしく思います、

  素数ですね。

  一とその数以外の数では割りきれない数。

  たしかに言われてみれば、
  詰め合わせセットの数は、
  すべて素数だ。

  ノンブル・ブルミエ、
  すなわち、素数。
  店の名に合わせたんでしょうか。

  変わった趣向だな。
  
  素数とチョコレートと、
  なんの関係があるんだ?

  単なる悪戯(いたずら)心なんだろうか、
  と思っていましたが、
  あなたの話を聞いてわかりました。

  これは、
  あなた方のお母さんのような人たちのためなんだって。

  母のような・・・?

  そう。
  もしかして、
  もう少なくなったかもしれないけど、
  たしかにどこかにはいる、
  「わたしはいいから、あんたたちで食べなさい」
  と言う親のために。

  人数で割り切れず余ったなら、
  「わたしはいいから」
  と言っていた人も食べてくれるのではないでしょうか。

  ええ・・・母は・・・ひとつ余ったときにだけ、
  自分も食べました。
  わたしたちが喧嘩しないようにって。

いい話でした。
こういう心のありようもあるのです。




《出迎え》
夕方、
松江駅に出迎える人がありました。

 【そして】2019・8・11



《上弦の月》
駅から帰ったら、
月がきれいでした。

 【そして】2019・8・11




《遊び心》
庭にカメラを持ち出したので、
ちょっと遊び心が湧いて、
夜の庭を写しました。

 【そして】2019・8・11



《そして》
そして、
夜更けの庭で、
子どもたちに思いを馳せる。

 【そして】2019・8・11
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