よぶこえの引き出し

【まっつん】2019・9・7

2019年09月07日

《まっつん》
昨夜、
録画しておいたテレビドラマを見ました。

『民間科捜研~桐野真衣の殺人鑑定~』

主演は国仲涼子。

ドラマの最後、
殺人を犯した「ゆみ」を、
「まっつん」こと「ゆかり」が身代わりになろうとしている場面。

国仲涼子が演じる桐野真衣が、
そんなことしても、
「ゆみ」は重荷に思うだけだと諭します、

二人が高校生のころ、
高校の科学部で、
ロケットを作っているとき、
「ゆかり」の不注意で、
ロケットが暴発して、
一年先輩の「ゆみ」は左腕を失います。

それからずっと、
「ゆみ」の左手は義手です。

国仲涼子のセリフ。
  18年前、
  「ゆみ」さんが科学部の日誌に書いた「ゆかり」ちゃんへの思い、 
  あれ、
  私も読みました。
  そうしたら、
  「ゆかり」ちゃんが、
  人生をかけで「ゆみ」さんを守ろうとする気持ち、
  分かるような気がした。


その18年前の日誌。
  まっつん、
  私はまっつんのことが大好きだから、
  まっつんと同じ時代に生まれて、
  まっつんと同じ科学部の仲間になれた偶然に、
  すごく感謝してるんだ。

  その偶然に比べたら、
  事故が起きちゃった偶然は、
  全然なんてことないぜ。
  ほんとだぜ。

  どんなに完璧に作ったロケットでも、
  天候やスタッフの体調や、
  とにかくいろんな偶然で結果は変わる。

  未来なんて、
  誰も予測でない。

  私たちは失敗する。
  でも、
  それで終わりじゃない。

  私たちの失敗のおかげで、
  世界の誰かが、
  その分、
  幸せになっているかもしれないんだ。

  だから、
  まっつん、
  何が言いたいかっていうと、
  いつまでも気にしてんじゃねーぞってこと。

  退院したら、
  また一緒に科学部でロケットやろうぜ。
  約束だぞ。
  まっつん。


涙がにじみました。

高校生って、
賢いなって思いました。

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