【矜持】２０１９・９・２９

《ライオンキング》
松江東宝５に行って、
「ライオンキング」を観てきました。

誰が作ったかは知りませんが、
誰かが上手に作っていました。

ライオンもゾウもキリンも、
ほぼ生きていました。

ライオンもハイエナもイボイノシシも、
悩み苦しみ、
怒り悲しみ、
そして、
愛と憎しみの中で生きていました。

勇敢なものは勇敢に、
実直なものは実直に、
卑怯者は卑怯者なりに、
自らの生き様を生きていました。

ライオンにはライオンの、
サルにはサルの、
勇気と矜持がありました。

「広辞苑」第七班を開く。
　　きょうじ【矜持】自分の能力を信じていだく誇り。自負。プライド。 

《矜持》
昨夜、
読み終えた小説に、
「矜持」という言葉を、
いくつも見つけました。

いくつか引用します。
　
　　あれがあのひとの矜持なら、
　　もう私も諦めますよ。

　　この前に申し上げた通り、
　　演技以外のことで口を挟まぬことが、
　　私なりの矜持です。

　　ただ、
　　四代目と違（ちご）うて五代目は、
　　確かに「矜持」というもんをお持ちだした。

　　幸もまた、
　　お竹の用いた「矜持」という言葉に、
　　深く感じ入るところがあった。
 
「矜持」、
いい言葉だなと思います。

自分には無いものなので、
よけいに、
いい言葉だと思います。

《行きがけ》

《帰りがけ》