よぶこえの引き出し

【川掃除】2019・10・6

2019年10月06日

《川掃除》
今朝は、
町内会の川掃除。

達成感はさほどでもなく、
疲労感だけは人一倍。

年とったなあと、
体が独り言。



《朝の朗読》
布団の中で、
朗読を聞きました。

今朝は山本周五郎。
「しぐれ傘」と「晩秋」

  たとえ食に不足していても、
  心は広く持たなくちゃいけねえ。
  大名のように広く持たなくちゃいけねえ。
            (「しぐれ傘」より)

  その男は魚鳥には決して箸をつけなかった。
  「お口にあいませぬか?」
  「いや、いまだかつて、そのようなものは口にしたことがないのだ」
  裾のほつれも自分でかがっていた。
  「私がいたしましょうか?」
  「いや、いままで、こうしたことも自分でしてきたことだ」
                         (「晩秋」より)

「しぐれ傘」は職人の矜持、
「晩秋」は武家の矜持でした。

引用した個所は、
物語の核心部分ではありませんが、
しめやかに心にしみいりました。

核心の個所では、
やはり、
涙がにじみました。



《時の名前》
おととい、
『時の名前』(角川書店)を届けていただきました。

朝を表す言葉がいくつも載っています。
  日の出
  つとめて
  鶏鳴
  払暁
  夜明け
  暁
  彼は誰時
  曙 
  東雲
  明け六つ
  

いい文章だなと思った個所を、
二か所、
引用します。

  かけがえのない人たちとの
  かけがえのない時を想うために・・・

  時間が過ぎ去っていくのではない。
  我々が過ぎ去っていくのだ。
         西洋の俚諺(りげん)

 【川掃除】2019・10・6



《今朝の庭》
そうこうして、
今日の朝が終わりました。

そうこうしているうちに、
雨になりました。

 【川掃除】2019・10・6
ページトップへ