よぶこえの引き出し

【10月12日】2019・10・12

2019年10月12日

《10月12日》
おととい、
宇賀荘小学校で講演をしたとき、
会場に「よぶこえ」が展示してありました。

ある先生がなさったことです。
その先生の気遣い心遣いです。

生徒に配ったときのままを、
ファイルに綴じたものまで・・・。
かの先生ならではの気配り心配りです。 

詩集「らうたし」も添えてありました。
自慢の先生の気働きです。

 【10月12日】2019・10・12



4冊の『よぶこえ」から、
10月12日の記事を、
少しずつ引用してみました。

『よぶこえ』
江津高校の創立50周年記念式典に出席したことを書いていました。
江津高校四期生の菊本照子さんの講演を聞いて、
「心がふるえるほどの感銘を受けました」
と書いています。

菊本さん、
ケニアで孤児院の院長をなさっている方でした。

  日本にあってケニアにないもの、
  自己実現のチャンスです。
  チャンスがあれば能力を開発できるのに、
  ケニアには、
  そのチャンスがないのです。

  みなさんは、
  チャンスがあるのに、
  生かしていないのではありませんか。
 
  日本になくてケニアにあるもの、
  それは絶対的な貧困です。
  1日1ドル以下で暮らす人が、
  国民の半分います。

  よく、
  大変ですねとか、
  立派ですねとか言われるけれど、
  大変とか立派で27年間もやれる訳はない。
  得るものがあるからやっていけるのです。

  もし、
  生きることで悩んで、
  どうしていいかわからなくなったら、
  ケニアに来てください。
  私どもの孤児院にいらっしゃい。
  実際、
  1人でやってきた大阪の高校生が、
  2週間で見違えるように元気になって、
  目を輝かせて日本に帰って行きました。

  日本人の多くが失ったものが、
  アフリカにはたくさん残っています。

  傷つきやすい多感な15歳から18歳を、
  高校という学び舎で学問をすることはすてきなことです。

  学問とは、
  人間としてどう生きるかということを学ぶことです。
                  (2008年10月12日)


あと3年分の「10月12日」は、
またのことにします。

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