【小春日和】2019・10・20
2019年10月20日
《小春日和》
朝は霧でしたが、
霧が晴れたら、
今日は一日、
小春日和でした。
季節が萎(しぼ)んでいくこの時期に、
季節が黄昏(たそがれ)ていくこの時節に、
こういう暖かな日があるのは、
だれかのために救いと思い、
自分のための幸せを感じます。
「小春」、
陰暦十月の異称ですが、
『カラー図説 日本大歳時記』(講談社)によると、
この時期を、
「小春日」とも、
「小春日和」とも、
「子六月」とも言うそうです。
草山の重なり合へる小春かな 夏目漱石
先生と話して居れば小春かな 寺田虎彦
寺田虎彦が「先生」と呼ぶ人、
夏目漱石のことかもしれません。