よぶこえの引き出し

【論語】2019・12・5

2019年12月05日

《論語》
10月に発行された本を、
11月に知って、
12月に入った昨日、
雨の中、
届けていただきました。 

高橋源一郎『一億三千万人のための「論語」教室』(河出新書)

 【論語】2019・12・5



「論語」の訳本が出ると、
まず見る個所が二つあります。

私の好きな個所が、
どんなふうに現代語訳されているか、
実に興味があります。
 
  伯牛は重い病気にかかり、
  床に伏せることになった。
  心配したセンセイは、
  伯牛の家までお見舞いにいったけれど、
  伯牛は、
  伝染(うつ)ってはいけないとセンセイを家の中には入れなかった。
  なので、
  センセイは、
  窓から手を差し伸べ、
  固く長い握手を交わすしかなかったのである。
  センセイは深い哀しみをこめて、
  こうおっしゃった。
    これを運命と呼ばねばならないのか・・・。
    これほどまでに立派な人が、
    病で死んでゆこうとしているなんて

もう一か所は、
またのことに・・・。



《幼な》
先週の紙上歌壇から、
幼な歌を・・・。

朝日歌壇
 えんそくでわかくさやまをのぼったよおうちとママはみえなかったよ(奈良市)やまぞえそうすけ


読売歌壇
 寝返りができた秋の日すこしだけ遠くへいてしまったみたい  川崎市 加納舞子

俵万智さんの評から少し。
  おそらくこちら向きから、
  あちら向きの寝返りだろう。
  子の背中を見る寂しさ。


毎日歌壇
 男の子産んでない嫁母だけで辛かったろうなお盆正月 春日井市 清美ひとみ

心にささりました。 




《遠いメール》
遠くに住んでいる教え子から、
「今、とっても先生に会いたいです」
というメールが届きました。

遠い過去が、
肌が触れるほど、
すぐそこによみがえりました。

時間的にも、
距離的にも遠いメールに返信しました。
 今すぐには行けませんが、
 必ず、
 あなたに会いに行きます。




《昨日》

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《今朝》 

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