よぶこえの引き出し

【きのうのいちばんよかったことは】2019・12・17

2019年12月17日

《きのうのいちばんよかったことは》
八木重吉の詩、
  かんがてみると
  きょうのいちばんよかったことは
  もさもさっとした
  けやきの
  ひょろながい梢をみていたことだ


きのうのいちばんよかったことは
この本をいただいたことだ

本と一緒に、
手紙が入っていて、
そこに、
 私は先生のことが好きです。
 好きで好きでなりません。
 まるで恋しているようです。
と書いてあったことだ。

この歳になって、
こんなことを言ってもらおうなんて、
思いもしませんでした。 


いただいた本は、
ほしばゆみこ『きみのこと 好きだよ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

初めて読む本でした。

 【きのうのいちばんよかったことは】2019・12・17



一か所だけ引用します。
  いつも、「いや、そうじゃなくて」と返事をするね。
  いつも、「だいじようぶ」って平気な顔をするね。
  いつも、「わたしがやらなくちゃ」って、
  ひとりで会社を背負ってるみたいにしているね。

  でも、わたしは知ってる。
  あなたがほんとは、すっごく怖がりで、
  すっごくさびしがり屋なのを。
  そして、

  そんなあなたがとっても好きなの。



きのうの朝のいちばんよかったことは
この霜をみたこと

 【きのうのいちばんよかったことは】2019・12・17



きのうの昼のいちばんよかったことは、
あれ、もう梅がさいてるっておもえたことだ。 

 【きのうのいちばんよかったことは】2019・12・17



きのうの帰りがけのいちばんよかったことは、
この水灯路の絵をみたことだ。 

 【きのうのいちばんよかったことは】2019・12・17



そして、
壁いっぱいのこの絵をみたことだ。 

 【きのうのいちばんよかったことは】2019・12・17
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