よぶこえの引き出し

【第2問】2020・1・19

2020年01月19日

《第2問》
昨日のセンター試験、
終わってすぐから、
ネットに感想が載っていました。

第2問について、
「重い」とか、
「涙が出た」とか、
そんな言葉が並んでしました。

どんな話だったのだろう?
気になっていた問題を、
今朝の新聞で読みました。

原民喜の小説でした。
『翳(かげ)』
初めて読みました。

読んでみて、
昨日の受験生の感想、
さもありなんと思いました。

  「兼て彼(か)の地に於(おい)て病を得、
   五月一日帰郷、五月八日、永眠仕候(つかまつりそいろう)」と、
  その手紙は悲痛を押(おし)つぶすような調子ではあるが、
  それだけに、
  侘(わび)しいものの姿が、
  一そう大きく浮(うか)び上って来る。 

  終戦後、
  私は郷里にただ死にに帰って行くらしい疲れはてた青年の姿を再三、
  汽車の中で見かけることがあった・・・

夜更けて雨音を聞くような、
そんな心持がありました。



《今朝》 

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《昨夕》 

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