よぶこえの引き出し

【長いお別れ】2020・1・25

2020年01月25日

《長いお別れ》
午前中、
松江テルサ7階ドームシアターで、
第88回 さんびるシアター。
今回は「長いお別れ」でした。

蒼井優・・・・・次女
竹内結子・・・・長女
松原智恵子・・・母
山崎勉・・・・・父

心に残ったセリフ
  
  まあ その なんだ
  あんまり くにまることはない
  そんなときは
  ゆーしてたらいい

認知症の父が次女に言う言葉です。
おそらく、
こう言いたかったのではないかと思います。

  あんまり苦にしないで、
  ゆったりしてたらいいんだ。


帰りがけ、
かつて担任した人と話しました。

彼女も、
今日の映画を観ていました。

「70歳で認知症、身につまされるなあ」
「先生は何歳ですか?」
「あと2年だよ」

私の母、
今年が七回忌。

その年数より長く、
認知症を生きていました。

確かに長いお別れでした。
長い時間をかけて、
少しずつ記憶を無くして、
その果てにお別れが来る。

認知症のことを長いお別れという、
というセリフがありましたが、
確かにその通りだと思います。

私が、
そんな話をしたら、
彼女もまた、
自分の親のことを話し出しました。

彼女は、
高校生のころから、
角をきちんと合わせて折り紙を折るような、
そんな話し方をする人でした。

変わらないなあ・・・と思い思い聞いていました。

【長いお別れ】2020・1・25



《帰り道》 

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