よぶこえの引き出し

【春隣】2020・2・1

2020年02月01日

《春隣》
台所のカレンダーを見ると、
今日は恵方巻の絵、
明日は節分、
明後日は立春、
明明後日は東風解凍(とうふうこおりをとく)だそうです。

立春は二十四節気、
東風解凍は七十二候です。

明明後日は「しあさって」と読みますが、
その意味は地域によって違うと「広辞苑」第七版に書いてあります。

西日本や東京では、
あさっての翌日、
東日本では、
あさっての翌々日、
・・・だそうです。 


夏生一暁『日々の歳時記』(PHP文庫)に載っている「今日の季語」、
2月1日は、
春近し、
春待つ、
春隣、
冬萌、
冬芽まどなど。

すべて冬の季語です。
明後日から春なので、
当たり前といえば当たり前ですが・・・。

ここからは、
『カラー図説日本大歳時記』(講談社)

  なにげなく春のちかづく橋渡る  松浦蒼石

  てのひらに寝る灯照り添ひ春隣  野澤節子

  春近し時計の下に眠るかな  細見綾子

  冬萌や朝の体温児にかよふ  加藤知世子

  冬萌や妻のよきこゑ旦(あした)より  木附沢麦青



我が家の春隣は、
庭の冬萌です。

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