よぶこえの引き出し

【花盛り】2020・2・25

2020年02月25日

《花盛り》
玄関の菜の花が満開です。
何の菜か分かりませんが、
とにかく、
菜の花が花盛りです。

小さな春の玄関に置いた、
小さなプランターが、 
小さな花盛りです。

 【花盛り】2020・2・25



山村暮鳥の世界です。
  いちめんのなのはな
  いちめんのなのはな
  いちめんのなのはな
  いちめんのなのはな
  いちめんのなのはな
  いちめんのなのはな
  いちめんのなのはな
  かすかなるむぎぶえ
  いちめんのなのはな

昔、
小豆島に家族旅行したとき、
「二十四の瞳」の撮影現場が、
満開の菜の花でした。
菜の花の花盛りでした。
いちめんのなのはなでした。

親たちは、
目で楽しみましたが、
娘たちは、
匂いをかいでいました。



《 一節》
鼻をかみながら、
くしゃみしながら、
目薬さしながら読んだ本から、
ほんの一節ずつ・・・。

早見和真『店長がバカすぎて』(角川春樹事務所)
  職場にどれだけ不満があったとしても、
  一人でも理解者がいれば耐えられるという持論が私にはある。

  息苦しさに時代性を感じることを、
  生まれてはじめて不安に思った。

  社会のルールがあなたを幸せにしてくれないのなら、
  そんなの社会のルールが間違ってる!


NHK沁みる夜汽車制作チーム『何度でも泣ける「沁みる夜汽車」の物語』(ビジネス社)
  ローカル線は本数が少なく、
  朝が早くて大変でしたね。
  3年間、
  三陸鉄道を利用してくれて本当にありがとうございました。

  そうした復旧、救援作業に参加したのは、
  大人だけではない。
  地元の高校生たちも、
  「何かの力になれば」と、
  ボランティア活動に参加した。

  彼らは朝、
  久慈駅を出発し、
  夕方になると、
  泥だらけになって帰ってきた。

  いまも駒木さんの脳裏に焼きついているのは、
  行方不明になった女の子を必死で探していた男子高校生の姿。


高森顕徹『歎異抄をひらく』(一万年堂出版)
  今日、
  『歎異抄』ほど、
  読者の多い古典は異数ではなかろうか。
  その解説書は数知れず、
  今も新たなものが加え続けられている。
    (脚注 異数:異例、珍しいこと。)

  冒頭にあげた「善人なおもって」の言葉など、
  皮相の見では、
  悪を勧めているようにも映る。
       (脚注 皮相の見:うわべだけを見ること。)

  事実、
  「阿弥陀さまは、悪人好き仏だから、悪をするほどよいのだ」
  と吹聴する者が現れ、
  「親鸞の教えは、悪人製造の教え」
  と非難された。

  また、
  東大の名誉教授でさえ、
  「歎異抄」を読み違え、
  “念仏を称えたら救われると教えたぼが親鸞”
  と教科書に記し、
  物議をかもした。


読めば読むほど。
「歎異抄」は難解です。

意訳を読んでも難解です。

解説を読んだらますます難解です。 

 【花盛り】2020・2・25




《今朝》
晴れるかと思っていましたが、
この空でした。 

 【花盛り】2020・2・25
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