よぶこえの引き出し

【三月】2020・3・2

2020年03月02日

《三月》
昨日から三月。

『カラー図説 日本大歳時記』(講談社)には、
三月は弥生ではなく、
如月と並べてあります。
  『連珠合璧集』に、
  「きさらぎとアラバ、春寒き」と、
  あげるように、
  一般には衣更着の意にとり、
  梅は咲き、
  花の匂いは催しても、
  なお余寒の膚にきびしい感じを本意としてきた。
  陽暦のほぼ三月にあたるが、
  きさらぎと呼べば、
  冴え返る感じがある。

    三月や冬の景色の桑一木  丈草

    如月や最晩年の如の一字  赤松恵子

「如」、
あるがままに、
従順に生きていこうという気持でしょうか? 


夏生一暁『日々の歳時記』(PHP文庫)には、
三月は弥生と並べてあります。

  三月の雑誌の上の日影かな  前田普羅

  夕空の光つめたき弥生かな  久保田万太郎


《さくら》
仕事帰りに花見。

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我が家の庭も、
桜が花をつけました。 

 【三月】2020・3・2
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