【台所】２０２０・３・６

《台所》
よしもとばばな『キッチン』は、
　　私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。
で始まります。

私も、
家に居るときは、
そのほとんどを台所で過ごします。

ご飯を食べ、
お茶を飲み、
コーヒーを淹れ、
本を読み、
手紙を書き、
仕事をし、
ときには勉強もします。
その他にも、
テレビもラジオも、
ＣＤで音楽も聴きます。
ソファーに横になって居眠りもします。

その台所のカレンダーによれば、
昨日が啓蟄（けいちつ）、
今日は蟄虫啓戸（ちっちゅうこをひらく）だそうです。　 

これもカレンダーによれば、
　　啓蟄：大地も暖まり、土の中の虫が穴をひらいて顔を出す
と説明されています。

さらに、
カレンダーによれば、
今日の月齢は１１．５です。
満月は来週の火曜日です。

昨夜の月は、
半月がやや丸みをおびて見えました。

《風の栖》
昨日、
奈良から、
冊子が送られてきました。

担当なさる方が変わっても、
季節の風のように、
律儀に送ってくださいます。

もはや、
「送られる」ではなく「贈られる」です。 

心をよぎった一節を拾います。

「風の栖」vol．３
　　好きな服を着て
　　いつもより得へ

　　ひざっこパンツ

　　ひじっこブラウス

「NAOT」vol・９
　　ピンチの時こそバランスが大事
　　チャンスが来るまで
　　澄ました顔で平常運転

　　すごい不思議な感じだった。
　　自由なような、
　　心細いような。

「Journal」vol．９
　　そんな私たちの根っこにあり続けるのは、
　　“基本に立ちかえること”
　　それは、
　　洋服に対して、
　　食に対してもそうですが、
　　それ以前に「生き方」のことでもあります。

　　これからも、
　　関わる人すべてに、
　　たくさんの気持ち良い「風」が吹きますように。

台所で読んで、
台所で礼状を書きました。