よぶこえの引き出し

【いぬふぐり】2020・3・10

2020年03月10日

《いぬふぐり》
仕事帰りにいぬふぐり。 

【いぬふぐり】2020・3・10 【いぬふぐり】2020・3・10



確か、
いぬふぐりを星空にたとえた句があったような・・・、

帰ってから、
いろいろ探しましたが、
紙ベースでは見つからず、
代わりに、
ネットで、
こんな句を・・・。

  ギリシャより星降り立ちていぬふぐり  あさなが 捷

  青空を点(とも)して咲けりいぬふぐり  荻野 照

  星の綺羅睡(ねむ)つてをりしいぬふぐり  稲畑汀子

  青空と色を分かちていぬふぐり  小倉陶女

  いぬふぐり空の瑠璃また海のるり  荒井千佐代

  いぬふぐり地球の色といふ誇り  稲畑廣太郎

  いぬふぐり地球に色を貰ひけり  稲畑廣太郎

壮大な句が多い。


今週の紙上俳壇に、
いぬふぐりの句はないか?

見つけました。
一句だけですが・・・。

  犬ふぐり風の届かぬ低さかな (東かがわ市)桑島正樹
                       〈朝日俳壇)

久しぶりに、
俳壇を眺めて、
いいなあと思う句を拾いました。

  紅梅を白梅咲いて明るくす (熊谷市)内野 修
                    〈朝日俳壇〉
庭の紅梅はすっかり散って、
わずかに残った白梅も、
今朝の雨に濡れています。

  
  野遊びの子らそれぞれに風となる  静岡県 小沢勝正
                       (読売俳壇)
政府から要請された休校で、
野遊びの子もその親たちも、
世間の白い目が気になるとか・・・。
  野遊びの子もその親も吹きだまり  中村清志


  うぐいすや鎌倉に買ふ一筆箋  相模原市  荏原やえ子
                      (毎日俳壇)
昨日、
鶯の初音を、
庭の桜に聞きました。
昨年は、
春まだ浅き垣根越しに、
お隣さんが、
  もう、
  うぐいすが鳴いていますよ。
  ほら、
  まだ寒いのに、
  あんなに上手に・・・。


  冬の田の月の光の潦(にわたずみ)  出雲 木幡花人
                       (山陰文芸)
我が家の玄関。
潦の歌があります。

【いぬふぐり】2020・3・10


  人の子の
  遊ぶを見れば
  にはたずみ
  流るる涙
  とどめかねつも
どなたかの歌でしたが、
忘れました。



《昨日》
今日は、
朝から雨ですが、
昨日は、
いい天気でした。

【いぬふぐり】2020・3・10 【いぬふぐり】2020・3・10
ページトップへ