よぶこえの引き出し

【機関誌】2020・3・31

2020年03月31日

《機関誌》
昨日、
ポコ・ア・ポコから送っていただいた、
ポコ・ア・ポコの機関誌「ポコ・ア・ポコ」91号に、
こんな一節がありました。
  アルフレッド・アドラーの言う、
  「課題の分離」
  という考え方があります。
  自分がすべき課題なのか、
  それとも他人の課題なのかを分離して考えよ、
  という事です。
  他人の人生を必要以上に抱え込むことはないということです。

  その課題の最終的に責任をとる人は誰なのかを考えれば、
  誰の課題なのかが分かってくると、
  アドラーは言っています。
 
  もっと自分の信じる道を、
  自分らしく歩んでいいのではないでしょうか。
  自分の人生なのですから。

不要不急と考えあわせて、
課題の分離が心に残りました。

  それは今日でなければならない用事か?
  それはお前がしなければならないことか?


おととい回ってきた回覧板に、
法吉小学校の「保護者と教師の会」の機関誌「ほっき」が挟んでありました。

そこに、
私が法吉小学校で行なった、
一月の講演のことが取り上げられていました。

私が記憶していることと微妙に違う表現もあります。
でも、
それが真実ということなのでしょう。

話した事実は一つでも、
聞かれる方は何十人もおいでになるのだから、
受け取り方も何十通りになるのは、
ごく自然なことです。

そして、
それこそが真実というものなのでしょう。


聞き洩らしたことがあったり、
聞き間違えたことがあったり、
自分で要約したり、
自分で補足したり、
自分で削ったり、
そして、
それが事実として伝わっていく。
やがて、
それが真実となって定着する。

私の中に堆積する人生の真実も、
おそらく、
これと同じことなのでしょう。

意識して忘れたり、
無為意識に付け加えたり、
そうして、
自分の中で、
いいように整理整頓しているのでしょう。


今朝の空。
これもまた、
宇宙からの機関誌です。  

 【機関誌】2020・3・31



昨日の朝日新聞「天声人語」は、
関東の季節外れの雪が取り上げられていました。
二人の俳人の俳句を引用しながら・・・。

    この道しかない春の雪ふる  種田山頭火

  一筋の道を歩んでいく人に、
  思いがけない雪が降りかかる。
  新しく社会に出る人、
  学校に入る人にとって、
  春はいつも試練のときだ。


    もろもろの木に降る春の霙(みぞれ)かな  原 石鼎

  これから伸びていこうとする若い木があり、
  いまが働き盛りの年季の入った木がある。
  誰もが不安を抱えながら、
  新しい年度をもうすく迎える。

春の雪も、
季節からの機関誌です。
不定期の・・・。

新しい年度の始まり、
これもまた、
人生がもたらす新しいステージからの機関誌です。

中にはタイトステージの人も多いに違いない。
  がんばれよ!
・・・と小声で励ます。

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