よぶこえの引き出し

【良きことの兆し】2020・4・15

2020年04月15日

《老若不定》
先日の雨風で、
藤の房も、
八重桜も、
花や蕾が、
いくつも落下しました。

咲き切ったものが残ったり、
まだ固い蕾が散ったり。

「かるかや」で語られる、
「老若不定」の悟りを思い出します。  

花見の宴で、
盃に散った桜を見て、
  枝に残った花もあれば、
  蕾のまま散ってしまうものもある。
  人の世も同じだ。
そう悟って出家して、
妻子を捨てて京に上ります。

やがて、
高野山で修行しているとき、
成長した我が子「石堂丸」が訪ねて来ます。

でも、
「かるかや」は、
お前の父親はすでに死んだと、
他人の墓を見せて、
ついに名乗らず息子を郷里に帰します。

【良きことの兆し】2020・4・15



《良きことの兆し》
今年も、
モッコウバラが咲きました。

老若不定であろうが、
人の世が無常であろうが、
時期を違(たが)えず、
春には春の花が咲き、
いつもは五月の連休に咲くモッコウバラが、
今年はずいぶん早い訪れになったり、
良きことは良きことで、
しかも、
良きことは他の良きことを予感させます。

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《今朝の空》

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