よぶこえの引き出し

【鼻・目・耳】2020・4・30

2020年04月30日

《鼻・目・耳》
朝の庭を歩くと、
鼻、目、耳の順に反応します。

藤のいい匂い。
藤の紫色とモッコウバラの黄色。
クマンバチのブンブンという羽音。

【鼻・目・耳】2020・4・30 【鼻・目・耳】2020・4・30 【鼻・目・耳】2020・4・30 【鼻・目・耳】2020・4・30



《即今・当処・自己》
先週、
届けていただいた「本の窓」(小学館)5月号を読んでいたら、
いい言葉に出会いました。
「即今(そっこん)・当処(とうしょ)・自己(じこ)」

インタビューした加賀直樹さんが、
枡野俊明さんについて書いています。

  『定命を生きる』の中で、
  枡野はこんな禅語を紹介している。

  「即今 当処 自己」
  たったいま、その瞬間に、
  その場所、場面で、
  自分がやるべきことを、
  精一杯やっていく大切さを説いたものである。
  禅の根本の、
  良く生きることの教えだ。

  望まぬ事態が訪れた時には、
  それを否定しようとしても意味がない。
  事態を全面的に受け止めていく。

  「よりによって、なぜ私に」と、
  嘆く暇があるならば、
  「その後」の最善策を練っていくことが大事だと、
  枡野はいう。

枡野俊明(ますの しゅんみょう)
1953年、神奈川県生まれ。
曹洞宗徳雄山建功寺住職。
庭園デザイナー。
多摩美術大学環境デザイン学科教授。
最新刊は『定命を生きる』(小学館)
  

加賀直樹(かが なおき)
1974年、東京都生まれの北海道育ち。
朝日新聞記者を経てフリーランスライターに。

【鼻・目・耳】2020・4・30
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