よぶこえの引き出し

【コロナ歌】2020・6・2

2020年06月02日

《コロナ歌》
コロナ禍(ころなか)を詠んだ歌だから、
コロナ歌(ころなか)と名づけました。

以前のコロナ歌は、
怨嗟、
憤怒、
悲嘆、
激白、
といった歌が多かったのですが、
もちろん、
今週の紙上歌壇にも、
そういう歌はいくつもあります。

それがいけないというわけではありませんが、
今日は、
そうでない歌を拾いました。


朝日歌壇
 オンライン飲み会しようと前の日に操作教えに娘らが来る (茅ヶ崎市)大川哲雄


読売歌壇
 「外出を控えましょう」と街宣車 手を振る子等の午後の公園  武蔵野市 長谷部幸子

 「がんばってね」レジ終えし時 声かけつ白きマスクの目が微笑(ほほえ)めり 
                               枚方市 鍵山奈美恵


毎日歌壇
 オンライン授業の向こうに先生のカーテン揺れる新緑の朝  河内長野市 今野浮◆
              ◆人偏に夢の漢字
               「浮◆」・・・「ふぼう」か「ふむ」と読むものと思われます

 マスク姿ぽつんぽつんと距離おきてスマホいじってるいじらしくなる  野田市 井上怜子



《おまけ》
階(きざはし)の紅葉

 【コロナ歌】2020・6・2
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