よぶこえの引き出し

【二種類の人間】2020・6・6

2020年06月06日

《二種類の人間》
今日の朝日新聞の「桜庭一樹が読む 古典百名山」は、
サマセット・モームの『月と六ペンス』(新潮文庫)でした。

こんな書き出しで始まっています。
  世の中には二種類の人間がいる。
  “様々な選択肢を持っている人“と、
  “一つの生き方しか許されない人“だ。

  どちらの人生にも、
  祝福があり、
  不幸もある。


私も、
こういう切り口で講演することがよくあり、
そのたびに、
感想文で厳しい批判を受けます。
「世の中は二種類に分けられるほど単純ではない」

でも、
それでも大まかに分ければ、
「する」か「しない」かの二種類しかないと思います。


朝食はパンかごはんか・・・と問われたら、
パンでもご飯でもない人がたくさんいるに違いないのですが、
単純に、
朝食にパンを食べるか食べないか・・・と問えば、
世の中には二種類の人間しかいないというのは明白です。

もっと厳密にいえば、
朝食を食べるか食べないかで分けて、
朝食を食べると答えた人に、
パンを食べるか食べないかと問えば、
もっといいのかもしれませんが・・・。


ところで、
今朝の「二種類」は、
ゴミ出しの二種類です。


一昨日は、
燃やせるゴミの日でした。


買い物帰りに、
ゴム収集所を通りかかったら、
ちょうど、
ゴミ収集車が止まっていました。

収集される方が、
ちりとりとほうきを持って、
散乱した生ごみを片付けておられました。

最近、
カラスが多くなったので、
収集日には、
こういうことがなされていたのでしょうが、
始めて見ました。


我が家が町内会の組長をしている時代は、
もう15年ぐらい昔になりますが、
散乱したごみの片づけと清掃は、
明文化はされないものの、
代々引き継がれた組長の仕事でした。


そこで、
今朝の「二種類」は、
  ゴミ袋をネットの中にきちんと入れる人と入れない人。

そして、
自分のゴミ出しが、
こんな迷惑をかけても、
当人は知らないという不条理。

罪に気付かない人の罰を、
罪のない人が被(こうむ)るという不合理。

世の中には二種類の人間がいる、
ゴミ出しに気を配る人と配らない人。


余談ですが、
私が高校生のころ、
英語の教科書、
英語の参考書、
英語の問題集は、
サマセット・モームの全盛期でした。


「作家の手帳」や「世界の十大小説」、
「人間の絆」や「雨」など、
読書としてではなく、
英語の勉強として馴染みが深かったような気がします。




《今朝の家庭菜園》
種から育てたオクラが双葉を出しました。
葉の周りに繊毛が見えます。
写真に写して初めて気づきました。

【二種類の人間】2020・6・6



苗から植えた赤オクラが花を付けました。
赤オクラも花は黄色でした。 

【二種類の人間】2020・6・6



そうめんかぼちゃも花を付けました。

そうめんかぼちゃ、
そうめんうり、
いとかぼちゃ、
いとうり。 

【二種類の人間】2020・6・6



とまとが鈴なり。 

【二種類の人間】2020・6・6
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