よぶこえの引き出し

【「チフスのメアリー」と呼ばれた女性】2020・6・18

2020年06月18日

《「チフスのメアリー」と呼ばれた女性》

一昨日の朝日新聞「天声人語」は、
こういう書き出しでした。
  いまから100年ほど前、
  ニューヨークに、
  「チフスのメアリー」と呼ばれた女性がいた。

自覚症状がないまま、
周囲に腸チフスの感染者を増やしていったそうです。

一説には47人が感染し、
うち3人が亡くなったとされているそうです。

無理やり隔離されたものの、
3年で解放され、
名前を偽って病院に勤め、
集団感染を招いたため、
二度目の隔離。

二度目は解放されることなく、
亡くなるまで23年間に及んだと書かれています。

そして、
こういう文章で結んでいます。
  電車に乗るたび、
  きまって不安にかられる。
  自分はすでに無自覚の感染者ではないか、
  隣の乗客はどうかと。
 
   メアリー対するに「毒婦」呼ばわりは死後も続いたという。
  その悲運の生涯は、
  いまを生きる私たちに重い問いを投げかける。



《体温測定》
昨日、
興雲閣の入り口で、
生まれてはじめて、
額で体温測定されました。
  「大丈夫です」
   「36℃なかったでしょう」
  「ええ、低いですね」  
   「え!? 35℃ありませんか?」
  「いえ、さすがに35℃はあります」
・・・てな会話して一緒に笑う。

転んでも只では起きない。
測られても只では終わらせない。


《昨日の城山あたり》

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