よぶこえの引き出し

【7月1日という日】2020・7・1

2020年07月01日

《7月1日という日》
『花ごよみ 365日』雨宮ゆか(誠文堂新光社)
  紙蚊帳釣(かみがやつり)
  打ち上がる花火のよう、と思う。
  紙蚊帳釣は、
  てっぺんで放射状に広がる花の形が特徴的。
  花のまわりの空気感を大事に、
  場にゆとりをもたせて生けたい。


『星ごよみ 365日』星空さんぽ編集部(誠文堂新光社)
  七夕が近づいてくると、
  織姫星・彦星が見えているかどうかが気になり、
  夜中に外に出て天空を仰いで確かめたくなります。
  この夜は梅雨の晴れ間に誘われ、
  野辺山高原を訪れました。
  すでに天の川が東天高く昇り、
  天頂近くでベガが全天で5番目の明るさの輝きを放っていました。


『大切なことに気づく 365日 名言の旅』(ライツ社)
  一度愛すると決めたなら
  それを貫き、
  運よく愛されたなら
  その人を守りぬきなさい。
    (ダイアナ・スペンサー:皇太子妃)



『まいにち、しあわせ 365日の言葉』(英和出版社)
  逆境は真理にいたる
  最初の道である
    (ジョージ・G・バイロン:イギリスの詩人)


『日々の子どもたち~あるいは366篇の世界史~』エドゥアルド・ガレアーノ(岩波書店)
  テロリスト、一人減
  2008年、
  アメリカ合衆国政府はネルソン・マンデラを、
  危険なテロリストのリストから削除することを決めた。
  60年のあいだ、
  世界で最も信望を集めたアフリカ人は、
  その不吉な名簿の一人だったのである。


『広辞苑一日一語』岩波書店辞典編集部(岩波書店)
  半夏(はんげ)
  ①七十二侯の一つ。
   夏至から11日目に当たる日。
   太陽暦では7月1日頃。
   梅雨が明け田植の終期とされる。

  ②ドクダミ科の多年草。
   水辺に生ずる。
   高さ60cm。
   夏、茎頂にある葉の下半部が白色に変じ、
   その葉液に穂状花(すいじょうか)を綴る。
   片白草。


『季節を知らせる花』白井明大(山川出版社)
  半夏のひとやすみ
  夏の暑い盛りがやってくる前に、
  この日までに田植え仕事を終わらせておくこと、
  といわれてきた日があります。
  夏至から11日めの、
  半夏生の日です。

  昔は、
  半夏半作といって、
  半夏を過ぎても田植えが終わらないと、
  秋の稲の収穫が半分になってしまう、
  という縁起のわるい言いならわしまでありました。
 
  田植えはきつい仕事で、
  しかも、
  いまのように田植え機がありませんから、
  お互いに手伝い、
  助け合って行なっていました。
  裕福な農家などは、
  田植えにたくさんの人手を雇ったそうです。

  そして、
  ぶじに仕事を終えたら、
  おつかれさまの意味を込めて、
  その田んぼの主から手伝ってくれた人たちへ、
  半夏生の日にうどんがふるまわれる地方もありました。

     恙(つつが)なき雲つぎつぎに半夏かな  廣瀬直人


7月1日の今日は、
そんな日です。 

【7月1日という日】2020・7・1
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